マックス都市伝説


「山羊の呪い(ビリー・ゴートの呪い)」でも知られているシカゴ・カブス本拠地のリグレー・フィールド。カブスがワールドシリーズ出場を果たした1945年、タイガースを相手に2勝1敗として4戦目を迎えた10月6日のことだった。

地元シカゴのバー、ビリー・ゴート・タバーンのオーナーを勤めるビリー・サイアニスはカブスのファン。マーフィーという名の山羊を飼っており、いつも一緒に応援に出かけていた。彼はいつもマーフィーの分のチケットまで買うほどだった。しかし、シリーズ4戦目のこの日、カブス関係者がマーフィーの臭いを理由にマーフィーの入場を拒否した。ビリーは、これに激怒し「2度とこのリグレー・フィールドでワールドシリーズがプレーされることはないだろう」と言い放って球場を後にした。
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日本の競走馬としては類稀なる優秀な成績を残し、世界ランキングでも始めて1位を獲得したのがディープインパクトだ。
血統も優秀なら頭も切れる。強烈な追い込みを身上として数々の輝かしい功績を残した、騎手の武豊をして最高の名馬と呼ばせた最強の競走馬である。

現在は、穏やかに隠遁生活を送っているディープインパクトだが、現役時代には対戦したライバルたちを次々に故障に追いやる呪われた馬と呼ばれることもあった。彼が勝利したG1レースの2着馬は、全7頭。そのうちの実に6頭が、レースの1年以内に故障しているのである。
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東京ドームにまつわる、かなり信憑性の高い都市伝説にドームランの噂がある。
これは、せいぜい外野フライ程度の打球が伸びに伸びてホームランになってしまうというものである。実際にこの時の映像が出回っているので見てもらえると分かるのだが、まるで吸い込まれるように上昇するボールがホームランになってしまっているのがはっきり確認できる。
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2007年に東京ヤクルトスワローズに加入した助っ人外国人選手のアローン・ガイエル。実はガイエルはファンのあいだで「魔将」と呼ばれ、その独特のプレースタイルと数々の不思議現象で話題となった選手だ。

例えば、まずその特殊な打撃成績。ガイエルは打席に立ってもなぜかほとんどバットを振らず、四死球を選びまくる。2009年も打率は2割5分9厘の23位なのに、出塁率は3割5分の10位で、死球は1位の14個を記録している。
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メキシコの英雄にしてルチャ・リブレの神様、最高のレスラー、それがエル・サントである。
彼は類稀なる体術と華麗なる戦いぶりで、今なお世界中に多くのファンを持っている。また、人格者でもあり、望む者がいるのであれば無償でレスリング技術を伝授した。
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世界選手権男子エリートロードレースで優勝した選手が翌年には大きく成績を落とすというケースが少なくない。

これは優勝者は向こう1年間、アルカンシエルを着用して全てのレースに出場することが許されるため、クラシックレースなどのワンデイレースではアルカンシエル着用者が最も目立つ存在となるほか、グランツールなどのビッグレースにおいても総合首位、ポイント賞、山岳賞など各賞ジャージの着用者に次ぐ存在感を示すことになる。
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読売ジャイアンツと言えば、野球に明るくない人であっても真っ先に名前を挙げることが出来るプロ野球チームである。
だが、あまりに有名なチームなため、こと試合においては昔から贔屓されやすいとよく指摘されているのもまた事実だ。何せ伝説の英雄の王・長嶋がいたのだ。審判員一人とっても、巨人軍に有利な判定を下すなど以前は当たり前。まさに暗黙の了解で日常茶飯事に行われていたのである。
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1982年、「いつ何時誰の挑戦でも受ける」と表明したアントニオ猪木に対して、小説「東海の殺人拳」のモデルとして知られる空手家の水谷征夫が、「ルールの無い命をかけた戦い」を申し入れた。
その申し出を猪木は承諾し、具体的な話が進められた。この「ルールの無い命をかけた戦い」の内容というものが非常に恐ろしいものであった。

プロレスと空手のいかなる技も自由とし、勝負は生死をもってのみ決するというものである。つまり、試合が始まれば最後。どちらかが死ぬまで終わらないのだ。
【異種格闘技戦の雄・アントニオ猪木】の続きを読む

JRAで行われているGIレースや重賞競走では、来る馬が事前にわかる暗号やサインが存在するという都市伝説がある。
普通に考えると、騎手以外にも馬自体のコンディションが深く関わっていることから、狙った通りの順位でレースを終えるなどとても難しいと思うのだが、この暗号馬券の存在を強く信じている競馬ファンは非常に多いのが現実のところであり、つまりはそれほど今まで疑わしい事例があったということになるのである。馬名から勝ち馬券をどうやって探し出すのか、不可解なことこの上ないが、これを解読出来れば極端な話、もう働くことすら必要なくなってしまうだろう。
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野球に関する不思議なルールに、1打席で36球ファウルを打った選手はアウトになる、というものがある。

36回もファウルを打つなど、一般人でもなかなか成し遂げることは出来ないが、この噂は昭和50年代辺りから全国的に広まったと言われている。また、ローカルルールの類なのか、地域によっては33球だったり、34球だったり、回数は様々なバリエーションで流布しているのが特長でもある。

もちろん、実際の野球ルールにこのようなものは存在しない。
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