北朝鮮が繰り返し行っている地下施設での核実験を知らない日本人はもうほんの僅かであろう。既に核兵器というものを開発し終わった彼らは、自分たちの力を誇示するように再三にわたって実験を続けているのだ。

しかし、実はこの実験には、ある思惑が隠されているとも言われている。それは地震兵器としての核実験説である。強大な爆発を地中で発生させ、そのエネルギーを人工地震の発生に利用しているのだと警戒をされている。果たしてそんなことが可能なのかは甚だ疑問視されてはいるのだが、悪い意味で単純な国のこと。何を考えての実験かは、連中に聞いてみないことには分からないとしか言いようがないのもまた事実ではある。

しかし妙なのは、近年においてアメリカとロシアなどから一斉に批判されるようになったことである。

信じられない数の核兵器を所有している両国。アメリカに至っては公然と核兵器の実験を繰り返しているにも関わらず、名指しで批判を始めたのだ。これは各国が、明確に北朝鮮の核兵器を警戒するようになったことの裏返しと言えはしないだろうか。

あるいは馬鹿馬鹿しい話であるが、本当に地震兵器を開発してしまったのかも知れない。

ヒラリー・クリントンは北朝鮮に対し、「いずれその報いを北朝鮮は受けることとなる」とコメントしている。報いとは何を意味するのであろうか?今後も北朝鮮は世界中から疎まれ続けることは間違いないだろう。