数年前から、芸能界は麻薬を使用する芸能人の摘発ペースが上がっている。その裏には、北朝鮮に対して行った経済制裁も深く関与しているのだと言われており、実際にそうなのではないかと思える材料は多い。
2009年6月に日本は北朝鮮への輸出規制の締め付けを行ったが、これに対抗して北朝鮮は7月、日本海に向けてミサイルを発射して牽制をした。経済制裁に効果がなかったのではないかと感じた日本は、次に非合法で取引されている麻薬を根絶させるという考えにシフトする。

押尾学が逮捕されたのが8月2日。翌日には高相祐一が逮捕されている。二人とも麻薬に手を染めており、以前から警察にもマークされていた。

そしてこの時期、各芸能事務所にも麻薬に手を出してはならないという通達がされている。使う者を処罰し、流通を完全に絶つ事で、北朝鮮は密売が立ち行かなくなり、やがて利潤も外貨も獲得することが出来ず破綻する。

建前だけの経済制裁が北朝鮮のミサイル暴発を招くのであれば、社会に見えない箇所からじわじわと包囲するしかないと判断した日本は賢いと言わざるを得ない。恐らく、経済産業省と公安とが綿密に連携をしているのであろう。こういう時に限っては、日本は迅速で優れた手腕を発揮することが多いのは国民としては複雑だが。

とにかく、これによって北朝鮮の内情はますます悪化したとみて間違いないだろう。

先日は、今まで散々罵倒し続けていたアメリカに対して食糧支援を要請した。もちろんアメリカはこの申し出に取り合わなかったが、このことからも北朝鮮の窮地は伺える。北朝鮮高官が自国の民衆と同じような生活を送る日も、案外近いのかも知れない。