先頃、最高指導者に即位した金正恩だが、まだまだ、北朝鮮国民に彼の威光を徹底周知させるには至っていないようだ。そしてこのことがかねてより国家の中心に居座っていた、軍事関係者たちの増長を招いているという指摘がある。

軍の暴走が、仮に北朝鮮で巻き起こるとすれば、政治にも積極的に介入をしてくるだろうし、その矛先は仮想敵国である日本に向けられる危険性は拭えない。歴史的な出来事を次々に的中させているある預言者は、近いうちに日本に対して北朝鮮からの攻撃が加えられると話している。

実際に、現在の北朝鮮はことのほか軍備には力を入れており、韓国に砲撃をくわえて多くの被害者を出したことは記憶に新しい。距離的に砲撃で日本にダメージを与えることができるとは到底考えられないので、使うとすれば長距離弾道ミサイルであろう。いわゆる「テポドン」である。

予言では、首都周辺に火の手が上がると言われており、仮にこれが現実のものとなれば、たとえ死傷者が出ずとも日本の社会的な影響は計り知れない。経済にも手痛いダメージが出るであろうし、3.11以降弱りきっている日本にとっては致命傷にもなりかねない。

加えて原発事故によって、アジア各地で微量の放射能が確認されているのも、北朝鮮に付け入る隙を与える要因となっている。

予言というものは当たるも八卦、当たらぬも八卦とはいうが、この時期においてこのような予言が囁かれていること事態、何か薄気味悪いものを感じるものである。