最近、にわかに騒がしくなった北朝鮮と我が国の関係。

ことあるごとに「無慈悲な攻撃を加える」といってはばからない北朝鮮だが、実際に北朝鮮と戦争になった場合、どちらが勝つのだろうか。

北朝鮮と日本の軍事力と比較すると、陸・海・空軍の順に、北朝鮮が100万人、640隻・10.5万トン、590機、対して日本が14万人、150隻・42.8万トン、440機となる。

一見、北朝鮮の戦力が日本に勝っているように感じるが、北朝鮮の戦力は旧ソ連からの払い下げの前近代的なものばかりで、近代化の必要がある。

しかし、近代化するよりも核兵器を作る方が簡単で安上がりであるため、核兵器開発に固執する。

では、もし核を撃ち込まれたらどうなるか、という話になるが、これも可能性としては低いだろう。

大体、核兵器なんてもし使おうとすれば、ロシアが黙っていないだろう。仮に日本に核を使えば、平壌はロシア軍の徹底的な絨毯爆撃で火の海となる。更に北朝鮮同盟国である中国がこれを撃たせようとはしないだろう。

経済的に大きく躍進している中国が、そんなことで自国まで評判を下げられては堪ったものではない。

実質的に、日本に戦争を仕掛ける体力も、メリットも、北朝鮮には存在しないのが現実なのだ。

ただ、キチガイに刃物、という言葉がある。北朝鮮の軍上層部ははっきりいってキチガイである。もしものときはあるのかも知れない。

撃たれたら終わり、それがこの国である。