多くの国民、そして軍関係者までもが飢えに苦しみ、命を落とす者も少なくない北朝鮮。

その一方で、国の最高指導者とその家族が、自身の趣味に驚くべき額をつぎ込んでいる。

韓国国会外交通商統一委員会の発表によると、金正恩は、溺愛している飼い犬やそのペット用品に、年間で10万ドル(約770万円)から20万ドル(約1500万円)を費やしているという。

大の犬好きで知られる金総書記は、生前飼い犬を増やしては、豪華な餌を与えていたのだ。

明らかにされた情報によると、北朝鮮は金総書記一家のためにあらゆるものを購入していたのだという。

ペットだけでなく、マリンスポーツ用品や競走馬などを、ロシアや中国から購入し続けていたのだ。

過去2年間で購入していた、ジェットスキー用の水上オートバイおよそ10台は、各地に点在する一家の別荘で、三男の正恩氏が余暇を楽しむために使っていたようだ。

また、2010年10月にはロシアの代表的な馬とされるオルロフ・トロッターを数十頭も入手。

この馬で、正恩氏や家族が乗馬を楽しんでいるという。

2009年には、高級ウィスキーおよそ200本を輸入し、昨年はフランスから最高級といわれるワイン600本を購入、パーティーで来賓客らにふるまわれた。

「空腹に耐える国民をよそに、この贅沢ぶりは許しがたい!」と批判の声が高まっている。