北朝鮮の開城工業団地で、今まで大人気のおやつであったチョコパイの人気に陰りが見えてきたというニュースが露出してのは、2011年の終わり頃。

団地関係者によると、生産性向上のため、今までおやつとして支給されていたチョコパイを、現金に変えるよう要求する事業所が今夏から出ているのだそうだ。「なんじゃそりゃ」と思った方も多いだろう。

このチョコパイ一揆は未だに続いているとされている。

この工業団地以外にも、チョコパイを配っている事業所はあるのだが、その事業所でもチョコパイを減らし、インスタントラーメンを増やすよう求める動きがあったそうだ。

一般的には一日に3〜4個の配給が望ましいとされているようだが、中には10個配給する太っ腹な企業もある。

「でも、ロッテのチョコパイってあんまり食べると具合悪くなるのよね」と感じる労働者も多いようなのだ。

選択肢に現金・チョコパイ・カップ麺とあるなら、少なくともチョコパイを毎日受け取るような生活は誰だっていやだろう。

さて、そうは言ってもチョコパイが貴重な商品であることには変わりは無い。

南北間の戦いを描いた映画「JSA」でも、北朝鮮の兵士が旨そうにこれを平らげるシーンがある。

北朝鮮のチョコパイには、韓国企業の作ったものであるという証のためにハングルで表記されているようだ。

それを毎日食わされるのも、案外ストレスなのかも知れない。たまには森永のエンゼルパイでも食べてもらいたいものだ。