アメリカ人の夫婦が、一人息子(五歳)を連れてメキシコ観光旅行へと向かった時のこと。旅行中、ふとしたことから息子が行方不明になってしまい、夫婦は現地の警察へ捜索依頼を行った。しかし、現地警察があてにならないことからアメリカへ戻り、役所やマスコミといった圧力を使い、息子を探す手立てを整える。

国境へと足を運び必死の捜索をしている夫婦の目に飛び込んできたのは、男性に抱きかかえられた自分の息子の姿。メキシコからアメリカへ行くというその男性は夫婦らの息子を抱きかかえ離そうとせず、国境警備隊に逮捕された。しかし、発見された息子は、その騒動のさなか一切目を覚ます事無く眠り続けていた。そう。息子は既に殺されており、内臓の代わりに麻薬をつめ込まれて運び屋たちの道具となっていたのだ。

国境で、眠っている子供を抱えたものに対する検査が厳しくないことに目をつけたこの方法、未だに行われているとかいないとか。皆さんも、お子さんを連れて海外へ旅行する際は、どんなに治安がよく見えても決してその手を離さないことをお勧めする。